記憶の定着が1.5倍になる最強の復習法
Retrieval Practice

Retrieval Practice

WILLCHAIN代表の渡辺です。
勉強しているのに、模試や入試本番になると点数が取れない。 そんな受験生に共通する「最悪の勉強法」があります。

それは、「教科書や参考書を何度も読み直すこと」です。
今日は、その無駄な時間を終わらせる、科学的に証明された最強の学習法「リトリーバル・プラクティス(Retrieval Practice)」についてお話しします。

「わかったつもり」を生み出す普通の勉強法

普通の受験生は、問題を解いて間違えたら、解説を読んで「なるほど」と理解し、また次の問題に行きます。
あるいは、教科書を何度も何度も繰り返し読みます。
これを「SSSS(Study:勉強を繰り返す)」と呼びます。

この方法は、小テストや直後の確認では「超解ける!」という感覚になります。
しかし、これには罠があります。
答えを「見ながら」理解しているだけなので、脳に負荷がかかっておらず、模試や本番の試験になると「あれ、なんだっけ…」と全く思い出せなくなるのです。

リトリーバル・プラクティス(思い出すテスト)とは?

模試や本番で使える「長期記憶」を作るために必要なのは、読むことではありません。
何も見ず、聞かず、自分の脳で「思い出す」ことです。

問題を解く(Study)の後に、本を閉じて自力で思い出すテスト(Test)を挟む。
つまり、「STST」または「STTT」のサイクルを回します。

脳は「えっと、あれ何だっけ…」と思い出す努力をしている瞬間に、記憶の回路が強烈に強化されます。
これが「リトリーバル・プラクティス」の最大の効用です。

科学が証明した「1.5倍」の差

これは精神論ではなく、科学的な事実です。
Roediger & Karpicke(2006年)の有名な研究結果を紹介します。

学生を2つのグループに分けました。

  • A群:文章を4回連続で読み直す(SSSS)
  • B群:文章を1回読み、その後「見ずに思い出すテスト」を3回繰り返す(STTT)

直後のテストでは、A群(約80%)の方がB群(約70%)より良い点数でした。
しかし、1週間後のテストではどうなったか?

  • A群(読み直し):約40%まで大暴落
  • B群(思い出す):約60%をキープ

つまり、「思い出す」訓練をしたグループは、ただ読んだグループに比べて1.5倍も記憶が定着していたのです。

小テストでは少し難しく感じても、長期記憶が勝負を決める「共通テスト・二次試験」において、リトリーバル・プラクティスは最強の武器になります。
膨大な範囲を戦い抜くには、この思考法を攻略するしかありません。

今日からできる「思い出す」実践法

今日から、勉強に以下のルールを追加してください。

【数学・理科】解き終わったら、振り返る

1問解き終わったら、すぐに次へ行かない。目を閉じて「今解いた積分、どんな解法で、どんな流れだったっけ?」と思い出してください。

【間違えた問題】答えを隠して、完全再現する

不正解で解説を読んだ後、「なるほど」で終わらない。解説を完全に隠し、真っ白な紙にもう一度ゼロから自力で式を組み立ててみてください。

「思い出す」作業は、脳に強烈な負荷がかかるため、非常に疲れますし、最初は苦痛です。
多くの受験生が、この「疲れる復習」から逃げて、楽な「読み直し」に走ってしまいます。

7日間超集中オンライン勉強合宿

WILLCHAINの「7日間超集中オンライン勉強合宿」では、単に1日10時間机に向かわせるだけでなく、こうした「脳に汗をかく正しい勉強法」から逃げないよう、コーチが徹底的に監視・サポートします。

「量」をこなし、そこに「科学的な質」を掛け合わせる。
最強の受験生になりたい方は、WILLCHAINでお待ちしています。

渡辺 賢信

代表:渡辺 賢信 (ワタナベ ケンシン)

日本大学 生産工学部 マネジメント工学科 2年在学
塾講師歴2年 (中高生の英語・数学・理科を担当)

■ 実績
  • GPA 3.90/4.00 (学年トップ)
  • 日本大学ビジネスプランコンテスト MSOL賞(企業賞) 受賞
  • TOEIC 665点 (英検準1~2級相当)
■ 経験・活動
  • SASUKE 予選会及びトライアウト 3度出場
  • 初登山にて富士山登頂
  • 陸上競技部 (2018年-現在)

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